画面デザイン

「意匠」で説明したように、意匠法第2条第2項が規定されたことによって、ディスプレイ等に表示される画像(画面デザイン)を意匠法で保護することが可能となりました。
ここでは、この画面デザインに関する留意点を説明します。

まず、現行の意匠法では、物品から離れて画面デザインのみの意匠登録を受けることはできません。
そのため、画面デザインに係る意匠について意匠登録出願をする際には、願書の物品名は「ユーザインターフェース」等ではなく、その機器の名称となります。
例えば、ハードディスクレコーダの画面デザインに係る意匠について意匠登録を受けたい場合には、「物品名」はハードディスクレコーダと記載します。

また、画面デザインに係る意匠について意匠登録を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 画像を含む意匠に係る物品が、意匠法の対象とする物品であること
  • 物品がその機能を発揮できる状態にするための操作の用に供される画像であること
  • 当該物品又はこれと一体として用いられる物品に表示される画像であること

ここで、問題となるのが2番めの要件です。
この要件があるため、操作に関係のない画像は保護されません。
例えば、録画されたコンテンツから所望のコンテンツを選択し、再生するための画面デザインは保護対象となりますが、コンテンツを再生している画面デザインは保護対象とはなりません。

なお、画面デザインの保護に関しては、法改正が予定されています。


「特殊な意匠登録出願」に戻る