関連意匠

同一出願人が複数の類似意匠を出願すると、意匠法第9条違反となるため、一の意匠出願のみが意匠登録を受けることができます。
しかしながら、これではデザインのバリエーションを保護することが困難となります。

そのために、意匠法では関連意匠を設けています。
例えば、デザインaおよびデザインaに類似するデザインb,cを創作した場合に、デザインaを意匠登録出願した後に、デザインbおよびcは、デザインaを本衣装とする関連意匠として意匠登録出願することができます。

関連意匠に係る意匠登録出願は、本意匠に係る意匠登録出願後から公報発行までの間に行うことができます。

当然ながら、本意匠に類似しない意匠を関連意匠として出願すると拒絶されます。
また、全体意匠と部分意匠とは非類似であるため、本意匠と関連意匠とすることはできません。

関連意匠には、専用実施権や移転に関して、以下の制限が課されています。

  • 専用実施権が設定されている意匠権に係る意匠を本意匠として、関連意匠出願をすることができない
  • 本意匠に係る意匠権と関連意匠に係る意匠権とを分離移転できない
  • 専用実施権は、本意匠と関連意匠とに係る全ての意匠権に対して、同一の者に同時に設定する場合のみ可能

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